自分の価値発掘ノウハウ第3条
「自分の価値を磨く」

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『あなたにはもっと価値がある』= 自分の価値発掘ノウハウ =トップページ 自分の価値発掘ノウハウ第1条:自分の価値観を知る 自分の価値発掘ノウハウ第2条:自分の中の価値を見つける 自分の価値発掘ノウハウ第3条:自分の価値を磨く 自分の価値発掘ノウハウ第4条:価値を認めてくれる場やひとを見つける 自分の価値発掘ノウハウ第5条:価値を他人に上手に伝える
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第3条「自分の価値を磨く」

 「自分を磨く」となると、すぐ学校へ行くなどを考えがちです。しかし「自分の何を磨くべきか」を考えずに、学校へ行っても、ただの自己満足に終わります。
 逆に日常のなにげない生活の中でも、きちんとした意識があれば、自分を磨く機会は沢山あります。

 自分の何を磨くべきかを見つける方法、自分の磨き方、それに加えて、これからの時代に知っておきたいインターネットや組織、公的手続きなどの知識などもお伝えします。

「あげまん」のすすめ

 「あげまん」という言葉をご存知でしょうか?
 「つきあう男の運気を上げ、才能を伸ばす女性」を指す言葉です。ここでは男女を問わず、また男女のつきあいを問わず、周囲の運気を上げるひとのことを指す言葉とさせていただきます。

 「人間」という言葉が「人の間」と書くことでもわかるように、人間は一人では生きていけません。
 独立開業を目指すひと、SOHOに憧れるひとから「同僚や上司に左右されずに、自分の腕一本で食っていきたい」とか、「ひとづきあいが苦手だから、SOHOになりたい」などと言う言葉を聞くことがしばしばありますが、SOHOこそ、周囲次第であり、ツテとコネが重要です。
 企業勤めの研究者などにも、研究成果を自分ひとりの実績と考えるひとがいますが、発見や発明の実用化や販売を行ってくれるひとびとなしには、それらの成果も実を結びません。
 家族、地域はもちろん、みんなの力を合わせてこそ、良い方向へ動くものですよね。

 チームの仲間が良い仕事をしてくれなければ、自分ひとりがいくらがんばっても、良い仕事はできません。
 どれだけ仲間の良いところを引き出して、良い仕事をしてもらうか…自分の実績も結局、ここにかかっています。
 だから、「できる」ひと、出世するひとは「あげまん」です。

「あげまん」への道

 どうすれば「あげまん」になれるのでしょうか?

 ひとつは「出世するひとを見抜く力」と言われています。
 確かにこれはあるのですが、「自分の周囲にはできる奴が誰もいないから」と言い訳にしがちです。本当は出世できる能力を自分がつぶしていることだってあるのに……。  ひとの力を見抜く方法についてはまたその内語りたいと思います。

 今回は「相手の力を引き出す」ノウハウについて語りましょう。

●肩の力を抜かせる
 スポーツに限らず、余計な力が入っていると、本来の能力を発揮できません。

●長所に気づかせる
 当人が自分の良いところに気づいていないと、やるべきことがわかりません。

●自信を持たせる
 迷いがあると、うまくやれません。

 要するに相手を信じて、相手の良いところをほめることです。
 「言霊(ことだま)」という言葉があるように、言葉の力は大きいもの。
 「ダメだ」とか「どうせ、やらないんでしょ?」とか、「できない」とかけなしたり、嘆いたりばかりいると、どんどん相互に悪い暗示にかかり、悪循環に陥ります。

わたしの「あげまん」体験

 わたしがあるプロジェクトに後から加わったとき、制作チームとクライアントの間には、ギスギスした空気が流れていました。初めての顔合わせで、制作チームの長がわたしを紹介する際に雑談交じりになったところ、いきなりクライアントが「そんなことはどうでもいいですから」と発言。初対面なのに、そのトゲトゲしさにわたしは驚きました。
 しかし、その帰り、制作チームが「奴は社内で力がなくて、奴と話しても、ムダだ。フィーも安いし……」と、こちらもクライアントと担当者の悪口の連発。

 わたしは仕事が始まって、しばらくしてから、制作チームの長に「担当者に手柄を上げさせ、彼の社内での株を上げ、彼の発言力を高めることこそが、結局、仕事をやりやすくすることになるんじゃないですか?」と言い、できるだけ、クライアントの担当者を意識的に支援していきました。

 制作側が陰口を叩いているがゆえに、クライアント側もこちらに不信感があり、当初は「ベストの仕事にするために、どうすべきか」を率直に話し合えませんでした。クライアントはこちらの作業を理解せずに、一方的にずれた指令を出し、制作側は陰口を叩きながら指示通りに作業し、クライアントは作業だけは指示通りであるものの、結果は納得できず、ひっくり返す…実にむなしい仕事がしばらく続きました。

 わたしは少しずつクライアントとの信頼関係を築いていきました。
 「『どうしろ!』という具体的な作業の指示ではなく、『どうしたい』という目的を教えてください。その目的を実現するための、具体的な方法論は制作のプロであるわたしたちに任せてください」
 やがて、そうクライアントにお願いして、建設的な話し合いができるようになり、次第に結果もよくなっていきました。


 上司や同僚や伴侶…などなどパートナーの悪口を言っている暇があったら、相手の良いところを見つけて、相手と共に上昇運に乗ったほうがいいと思いませんか?





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