フリーライターの売り込み相手選び

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売り込みに当たって最も大切なことは「誰に売り込むか」です。

●企画売り込みは興味を持つ相手へ
  企画を売り込むなら、興味を示してくれそうな出版社や雑誌を選びましょう。たとえばコンピュータ関係の本ばかりを出している出版社に、料理本を持ち込むのはとんちんかんな売り込みです。

●ジャンルだけでなく、切り口にも注意!
  ジャンルだけではありません。切り口なども、出版社ごとにそれぞれ傾向があります。
 たとえば同じテーマの本でも、広く一般向けに解説的な内容で出そうとする出版社もあれば、常にマニアックに突出した見せ方をしようとする出版社もあります。

 ●本の企画は、その棚に強い出版社へ
  また、せっかく出版されても、たくさん売れなければ儲かりませんし、名も出ません。たくさん売ってくれそうな、本屋の棚において強い出版社から出しましょう。「棚で強い」とは、本屋で棚の中で目立つ良い場所に置いてもらえるということです。

 「有名=強い」ではありません。いくら有名な出版社でも、強いジャンルと弱いジャンルがあります。
  たとえばパソコン関係の出版社でも言語など専門的分野で強い出版社、初心者向け解説書に強い出版社などいろいろです。
  わたしも最初の頃、Macintoshに強い出版社からWindowsソフトの解説書を出して、ほとんど棚に並べてもらえなかった苦い経験があります。まあ、弱いからこそ、駆け出しフリーライターにもチャンスが回ってきたともいえるのですが…。

出版社の棚での強さを調べようというときは、大小、いくつかの本屋を見て回りましょう。大きな本屋ではそこそこ強い出版社が、小さな町の本屋では弱い場合もあります。自分が出したい書籍の種類によって、どこで強い出版社がいいか、検討してください。

 最近ではインターネットでもいろいろ調べられます。オンライン書店でも出版社との関係が深いところ、浅いところがありますし、インターネット上で実店舗の情報を調べられることもあります。

 ●決定権を持つ相手へ
  同じ出版社に売り込むにも、誰に売り込むかも問題です。できるだけ決定権を握っている相手に売り込みたいもの。企画決定までのプロセスは会社ごとに異なるので、思い切ってそれを聞いてみるのもいいでしょう。

●売り込み相手を知るガイダンスを活用
 各雑誌の特性や出版社の傾向や経費の有無などを、実際に仕事をしたことがあるライターなどの声を集めて、記した便利な本があります。
メディアアクセスガイド(MAG)〈No.2〉ライター・フォトグラファーのための売り込み、持ち込み情報源 
掲載されている情報は、マスメディア173媒体の234件。

また編集関係の雑誌には、編集者が書いているので、ここからもいろいろ読み取れます。
「編集会議」の購読はFujisan.co.jpで

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