フリーライターになるにはとにかく業界に潜り込め!

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数年前までは、インターネット上にあるフリーライター団体やSOHOの仕事紹介サイトなどを利用して仕事を得られるのは、経験と実績がある人間だけでした。
未経験者向けの仕事は万に一つしかありませんでした。

しかし、数年前から、検索エンジンがサイトのコンテンツを重視するようになってから、むやみ、やたらに文章量を増やすためにライターの仕事が増えました。

ではライターの道は広く開け、バラ色の世界になったのでしょうか?

残念ながら逆です。コンテンツマーケティングの意味もわかっていない編集者、ディレクター、あるいは怪しい情報商材屋などが発注する仕事は1文字いくらの世界。
とうてい仕事とは呼べない、単価です。
それでも「ライター」という名刺を持てるだけでうれしい人、あるいは諸事情で家から出られず、在宅でできる仕事でわずかでもお金になるならなんでもいいというライター志望者たちが飛びついて、請け負っています。
そして単にどこかの文章をリライトしただけのゴミをネットの世界にまきちらしています。それならまだしも…で、リライトすらせず、他人の著作権を侵害しています。

特にひどいのが「引用の要件」を理解せずに、「出典」さえつけておけば、他人の文章のパクリだけで構成したページが著作権侵害にならないという、勘違いです。

このレベルの、「1文字いくら」の仕事からステップアップを夢見る人たちもいますが、その先には決してまともなライターの仕事はありません。
それは日本のトップメーカーで季節工として働いて、いつか社長になれると思うようなもの。

では経験ゼロの人間はいったいどこで初めての仕事を手に入れればいいのでしょうか? 結論から言えば、形やジャンルを問わず、ともかく業界に潜り込むことです。

派遣、バイト、転職…ライターの仕事だけでなく、編集や制作アシスタントからスタートすると、仕事全体が見渡せるので、フリーになってからも、いろいろと有利です。

しかし、いま出版業界は不景気という領域を超えて、真っ逆さまに転落中。
出版社の仕事は減ってきました。しかし企業のサイトの文章を書く仕事は増えています。


■ライター募集を見つけられる派遣情報サイト
■マスコミ業界への転職サイト
■マスコミ業界、クリエイター専門求人サイト
■業界に潜り込めるバイト情報サイト

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